フランス本土から193キロ、地中海西部、ジェノヴァ湾の南に位置する島。面積約8700平方キロメートル。海岸線は変化に富み、奇岩景勝も見られる。 最高峰のチント山(2710メートル)をはじめ、2000メートル級の山がそびえ、「美の島」と称えられる。イタリア名のコルシカで知られるが、フランス名はコルス。 紀元前238年から5世紀までローマの支配下に置かれたのち、この島をめぐる領有権争いが生じ、サラセン人の侵略も受ける。その後11世紀にピサ共和国の領有となり、さらに14世紀にはジェノヴァ共和国の支配下となるものの、1768年にフランスに割譲された。 皇帝ナポレオンの生地として名高く、また世界的なラリー選手権「ツール・ド・コルス」の舞台でもある。これといった産業がなく、このため島の発展は遅れたが、その代わり豊かな自然が残されている。牧畜、オリーブやオレンジの栽培、漁業が盛ん。地中海に浮かぶリゾート地として人気を集め、リゾート開発も進む。マリンスポーツ、とくにダイビングが盛んで、また乗馬やパラグライダー、ハイキングなど自然を満喫するリゾートが中心。 パリでコートを着るような時期でもコルシカは暖かく、トレーナー、人によってはポロシャツで平気なことも。どの街に行っても南国らしいのんびりとした雰囲気が漂う。電車の便はよくないため、クルマによる移動が多くなるが、平野がなく山と森林ばかりのためドライブはくれぐれもご用心。
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