|
来年2010年にノルマンディー地方で開催 印象派フェスティバル |
フランス北西部のノルマンディー地方は印象派発祥の地。モネが港町ル・アーヴルで描いた「印象・日の出」にその名が由来するのはよく知られています。
2010年6~9月には、ノルマンディー各地で一大文化イベント「ノルマンディー印象派フェスティバルFestival Normandie Impressionniste」が開催されます。
19世紀を代表する絵画の潮流のひとつ、印象派が発祥した地として、ノルマンディーを知るまたとない機会となるでしょう。 印象派必見の見どころも豊富です。
●ルーアン かつてノルマンディー公国の首府として栄え、今日も美しい木骨組みの古民家や荘厳な大聖堂、古い教会が街中に残り絵になるような街並のルーアンRouen。数々の印象派の画家たちがこの地に魅了され、意欲的に創作活動をしました。
ルーアンはこういった巨匠の作品のモチーフになったことでも知られますが、実はこれまでこの地で大々的な「印象派展」が開催されたことはありませんでした。2010年は、ルーアン市が3年に1度実施している文化プロジェクト「ノルマンディーの印象派たち」の開催年にもあたり、プロジェクトの一環で大々的な印象派展開催が予定されています。
モネが「ルーアン大聖堂」の連作を描いたアトリエは現在のルーアン観光局。ここでモネと同じアングルで大聖堂を描く絵画教室も開かれています。ルーアン美術館も印象派ファンは必見。
●ジヴェルニー モネの家と睡蓮の池がある庭園で知られています。11月1日まで毎日見学可能になりました。 2009年5月には旧アメリカン美術館が「印象派美術館」としてオープン。
●ル・アーヴル 町並みは世界遺産に指定されています。マルロー美術館はパリのオルセー美術館に次ぐ豊富な印象派絵画のコレクションを誇っています。
展覧会内容
メインイベントはルーアン美術館で開かれる大規模な印象派展! 開催期間:2010年6月4日~9月26日まで
ロマン派の風景画家ユエを始め、コロー、ヨンキント、ターナー、モネ、シスレー、ゴーギャンといった巨匠の作品が紹介されます。これらの巨匠は、荘厳なゴシック様式の大聖堂、鐘楼など中世の面影がのこるルーアンの町並み、またセーヌ河岸や近隣の田園地帯などノルマンディー地方の美しい自然にインスピレーションを受け、意欲的に創作活動をしました。
彼らの残したキャンバスには、ノルマンディー地方における産業発展や、人々で賑わっていた往時の港の様子、風情のある通りの様子などが当時の姿が収められており、貴重な歴史資料ともなっています。画家ピサロも1883年の秋にルーアンを訪れ、中世と近代が調和する町並に魅せられて2ヶ月間滞在し、油彩やエッチングを残しました。巨匠モネは大聖堂をテーマにした連作で1日の内に刻々と変化する光の様子をとらえようとしました。
別の部では、後の世代に活躍した「新印象派」と呼ばれるアングランやマルケ、シニャック、デュフィの作品が展示されます。先代の巨匠がインスピレーションを得た場所に赴き、ルーアンを創作活動の拠点としたこれらのアーティストたちは「ルーアン派」とよばれる一派を確立しました。
ルーアン美術館は、近代・現代絵画以外にも、初期フランドル派、17~18世紀のヨーロッパ絵画など、15~20世紀の豊富な美術コレクションを誇ることでも知られますが、フェスティバル期間中は、所蔵作品に加え、世界中から集められる印象派の代表作が約100点展示されます。個人蔵の作品も多数含まれる予定です。
他にもノルマンディー全土、とくに印象派ゆかりの地(ル・アーヴル、カーン、オンフルール、ディエップ、シェルブール、エヴルー、ジヴェルニー等)で、様々な芸能分野(音楽、ダンス、演劇、写真、映像、建築、再現劇など)の催しが開催されます。
◆詳細
ルーアン美術館 Musee des Beaux-Arts Tel : 02 35 71 28 40 www.rouen-musees.com
開館時間:10:00~18:00 料金:常設展の見学の場合、大人3ユーロ(割引料金2ユーロ)、18歳以下・失業者は無料
|
|