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画家や文豪が愛した景色 ~自然と文化に触れる散策~ |
画家や詩人、工芸家や作家・・フランスはどの季節に訪れても、またどの地方を訪れてもこういったアーティストの軌跡に触れられる国。美しい自然風景を目の前に、散策の数だけ分かち合える喜びの数もあることにきっと気づくでしょう。
風景と画家
印象派のノルマンディー ノルマンディー地方、ルーアンからフェカン、ヴェルノンなど、セーヌ河畔や海沿いの田園風景は、モネをはじめシスレー、ブーダンといった多くの印象派画家の創造の源泉となりました。ノルマンディー地方ではこういったアーティストの軌跡をたどる6つのテーマ別散策コースを用意しています。コースでは、地方のに残る印象派画家に所縁のある15の場所に25の解説パネルを設置し、目の前の風景から実際にどのような作品が生まれたのかを紹介しています。2010年6月~9月には地方を挙げての大々的なイベント「ノルマンディーの印象派」も予定されています。特にルーアン美術館を中心に、ノルマンディー地方にある主要美術館では印象派に因んだ特別企画展を実施、その他にも多彩な関連イベントが用意されています。
ジヴェルニーにあるモネの家と庭園、見逃せない名所 ノルマンディ-地方を訪れたら必ずや訪れたい名所のひとつが、ジヴェルニーのモネの家。色とりどりの花々が咲き乱れる非常に美しい庭園では、画家が愛した風景を今日も忠実に再現しており、4月から10月までの開館時期には多くの観光客が訪れています。
イル・ド・フランス地方に残る印象派縁の地 ルノワール、ピサロ、ゴーギャン、ゴッホなど印象派の多くのアーティストは、パリ近郊にひろがる自然風景に魅せられ、森林や川辺で精力的に制作活動をしました。
印象派の島「シャトゥー」、セーヌ河畔に今日も残るガンゲット 画家ルノワールとその仲間にとって、描くという行為は、生きる喜びや仲間同士で語り合いのひと時と切り離せないものでした。今日もマルヌ河やセーヌ河の畔には、‘ガンゲット’と呼ばれる、かつてのパブや酒場、ダンスホールの雰囲気が漂うレトロなレストランが残っていますが、パリ西方のマルヌ県シャトゥーの「印象派の島」には、ルノワールの絵画「舟遊びの昼食」の舞台となったガンゲット「ラ・メゾン・フルネーズ」が現存し、今でも昔と同じ雰囲気の中、食事やダンスを楽しむことができます。ここにはルノワールやモネが足繁く通ったとされ、絵画の中でもおなじみのテラスで、セーヌ河畔の風景を愉しみながら、ルノワールが愛したメニューを味わうことができます。店内の所々にルノワールの絵画を彷彿とさせるオブジェも残っています。
ゴッホの軌跡をたどる旅 (イル・ド・フランス地方&プロヴァンス地方) 数奇な運命を辿った印象派の巨匠ゴッホの生涯を振り返るには、プロヴァンス地方(アルル、サン・レミ)とイル・ド・フランス地方のオーヴェル・シュル・オワーズ村を訪れましょう。ゴッホは自殺するまでの最後の2か月をオーヴェル・シュル・オワーズで過ごし、数々の晩年の傑作を残しました。村の西方にはオーヴェル城が残り、内部は印象派美術館として、この地で活躍したアーティストの歴史や残した500点以上の作品を紹介しています。また、ゴッホが最期の数ヶ月を過ごし歿したラヴーの宿屋やガシェ医師の家、同じくこの地に魅了されアトリエを構えていたドービニーの美術館などがあります。(いくつかの施設は冬期は閉館) オーヴェル・シュル・オワーズ サン・レミ・ド・プロヴァンス
セザンヌが愛したプロヴァンス 印象派の父セザンヌの町として知られるエクス・アン・プロヴァンスの町とその近郊は車でも、徒歩でも簡単に散策することができます。郊外には、画家が特にひいきにし、いくつもの作品のモチーフにしたサント・ヴィクトワール山を始め、親友ゾラと一緒に訪れたビベミュスの石切り場、トロネの村、セザンヌのアトリエが残る屋敷ジャ・ド・ブッファンなどがあり、今日もセザンヌファンを魅了しています。 セザンヌのアトリエ
ポンタヴェン、ブルターニュの画家に愛され続ける芸術村 19世紀にアメリカからやってきた画家たちにより、その価値が認められたポンタヴェン。ワイリーやベーコンなどの有名アーティストにも愛された河畔の村にはその後、印象派の画家たち、また、総合主義画家として知られるゴーギャンやベルナールなどが訪れ絵を描きました。
クルーズ渓谷とモネ リムーザン地方の中心、大クルーズ川と小クルーズ川とが合流する地点として知られるフレスリーヌ Fresselinesに画家のクロード・モネが滞在したのは1889年のこと。手つかずの自然が残るこの地の風景に魅了されたモネは、クルーズ川を描いた作品を多数残しています。今日ではフレスリーヌに「クロード・モネの足跡を辿って」と題された散策コースが設けられており、実際に作品が制作された場所に解説パネルが設置されています。その後フレスリーヌの土地に集まったアーティストたちはクロザン派を形成しました。 芸術村、アンゼム
風景と近代アート
自然の中にたたずむ近代アートセンター クルーズ県とオーヴェルニュの間にまたがる大きな湖、 ヴァシヴィエール湖には、近代アートを専門に紹介する美術センターCIAP(国際アート・風景センター)が広大な自然の中に作られています。敷地内にはアーティストのためのアトリエや彼らの作品の展示センター、彫刻の庭園があります。
風景とロマン主義
女優サラ・ベルナールが愛したベル・イル ブルターニュ半島の南、「美しき島」という名のベル・イル・アン・メールは、大西洋の風と波に打ち寄せられた、自然を満喫するのに素晴らしい場所。この地をこよなく愛したのが19世紀末に活躍した女優サラ・ベルナール。島の中には城塞の他、プーレン岬に彼女のかつての別荘が残っています。
文豪ユゴーとピレネーの雄大な山々 多くの旅を重ねたことで知られるロマン主義の文豪ユゴーを魅了したのがピレネーの山々。ルルド南方、ピレネー山中の湯治場コトレは、ユゴーが保養のために何度も滞在したことでしられるこじんまりとしたプロヴァンスらしい民家の残る町です。手つかずの自然が残る渓谷や、ピレネー最高峰のヴィーニュマルは彼の多くの作品にインスピレーションを与え、1843年には「アルプスとピレネー」の作品を仕上げています。
ジャン・ジオノの生地マノスク ‘木を植えた男’で知られる作家ジャン・ジオノが生まれ育ち、最期を迎える日まで過ごした街マノスクでは、町をこよなく愛した作家にオマージュを捧げ、春と秋に、画家に縁りのあるオート・プロヴァンスの名所を巡る散策コースを実施しています。
マルセイユ、デュマの残した英雄物語 マルセル・パニョルによって描かれたマルセイユとその旧港の美しい自然風景が多くの人を惹きつけた一方、アレクサンドル・デュマは沖合の要塞イフ城とフリウール島を舞台に名作「モンテ・クリスト伯」を残しました。
ジャン=ジャック・ルソーとラマルティーヌ (サヴォワ県) サヴォワ県シャンベリーには、思想家ジャン=ジャック・ルソーが夫人と夢のような数年を過ごしたレ・シャルメットの家 la Maison des Charmettesがあり、現在は美術館として一般に公開されています。 サヴォワ県にあるルソーに所縁のある場所
詩人ラマルティーヌとブルジェ湖 ロマン派を代表する詩人ラマルティーヌは、1816年にエックス・レ・バンに滞在した際、ここで知り合った物理学者の妻、ジュリー・シャルル夫人と恋に陥ります。その後訪れた彼女の死という悲劇的な体験をもとに、その悲嘆を綴った詩篇「湖」を執筆しますが、この作品に多くのインスピレーションを与えたのがブルジェ湖。サヴォワの水辺の景色に触れながら詩人に思いを馳せ散策してみましょう。
ベリー地方でジョルジュ・サンドの田園風景に触れる トロンセの森からも近いラ・シャトル近郊に広がる一帯は、19世紀の美貌の才媛ジョルジュ・サンドに所縁のある地。ジョルジュ・サンド博物館以外にも、彼女が残した多くの田園小説のモチーフとなるような風景に出会うことができます。 ジョルジュ・サンドの町を訪ねるガイド付散策コース
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